日本語能力試験とは
2020.09.15
今回は、日本語能力試験について取り上げます。
日本語能力をはかる試験は複数あります。
そのうち、世界各国で最も受験者が多いのは、「日本語能力試験」(Japanese Language Proficiency Test/JLPT)。
この試験は、日本語を母語としない外国人向けに「独立行政法人国際交流基金」と「公益財団法人日本国際教育支援協会」の共催により実施されています。
2019年には年間約117万人もの幅広い年齢層の人が受験しました。
在留資格の審査でも活用され、日本国籍の人は受けられません。
試験のレベルは、最難関(N1)から最も易しい(N5)まで5段階。
認定の目安
N1:幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
N2:日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語を、ある程度理解することができる
N3:日常的な場面で使われる日本語を、ある程度理解することができる
N4:基本的な日本語を、理解することができる
N5: 基本的な日本語を、ある程度理解することができる
(「日本語能力試験合格者と専門家の評価によるレベル別Can-doリスト」より引用)
試験を受けるメリット
日本語能力を客観的に評価する試験として、日本で生活したり働いたりする際に必要な日本語のスキルを認定します。
海外に在住している人が、日本企業で働く場合、昇給や昇格を目指して日本語能力試験を受験するケースも。
日本企業が採用活動を進めるうえでの参考資料としても使われています。
また、学校によっては日本語能力試験の結果が評価されるケースもあります。
就職や転職活動では、この試験が日本語のレベルを示すことにもなります。
受験方法
受験する機関
・日本国内:公益財団法人日本国際教育支援協会
・日本国外:独立行政法人国際交流基金
受験実施回数
・日本での受験期間:7月上旬と12月上旬
・海外での受験期間:7月上旬と12月上旬(国によっては年一回のところもあります)
※2020年度の7月試験は中止されています。
申し込み方法
・個人
・団体(10人以上)
願書の申請方法
・ホームページからダウンロード
・電話・ホームページで資料請求
・取扱書店で入手
受検費用
◇国内向け
・5,500円(消費税含)
◇国外向け
・海外での受験料については各国・地域の実施機関に要問い合わせ
日本語能力をはかるほかの試験
日本語能力試験のほかに、日本語能力をはかるために下記のような試験もあります。
<日本語を母語としない人向け>
・日本語能力試験(JPT):一般社団法人日本語能力試験実施委員会
・JFT-Basic国際交流基金日本語基礎テスト:独立行政法人国際交流基金
・BJTビジネス日本語能力テスト:公益財団法人日本漢字能力検定協会
・J.TEST 実用日本語検定:日本語検定協会・J.TEST事務局
まとめ
世界75カ国で実施されているこの試験。
エムアンドアールでは、外国人スタッフも積極採用中。
ある程度の日常会話ができる「N2以上」の日本語能力を有しているか面接を通してチェック!
各級の試験結果に応じて、学校や会社で評価されるケースもあります。
各企業で外国籍の日本人を雇い入れる際は、日本語能力試験の結果も参考にしてみてはいかがでしょうか?
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