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【スーパーマーケットレポート】紀ノ国屋インターナショナル(青山店)

2021.04.23

弊社では、レジアウトソーシングにまつわる様々な情報を発信しております。

今回から、「スーパーマーケットレポート」と題し、各店舗の魅力をレポートしていきたいと思います。

第一回となる今回は、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)をご紹介します。

https://www.e-kinokuniya.com/

1910年に果物商としてスタートして以降、老舗スーパーマーケットとして知られる紀ノ国屋。「食を豊かに、人生を豊かに」をモットーに、長年お客様に愛され続けているスーパーです。

1953年には、生鮮食品から輸入食材まで幅広い食品を扱う店舗として、日本初となるセルフサービス方式のスーパーマーケットを東京青山の地で始めました。

2021年1月からは、青山店・西荻窪店でドイツベルリン発の農業ベンチャー、インファーム(Indoor  Urban  Farming)と提携し、店内で野菜を栽培して販売するなど、新しい事業展開も進められています。

100年以上もの間、スーパーマーケット業界で独自のブランド力を磨き上げてきた紀ノ国屋。その本店が、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)です。

店内の一角には、「bar il primario」(バールイルプリマリオ)というカフェを併設するおしゃれな店舗です。店舗面積は、全体で約640坪。そのうち、売り場面積については375.95坪(1242.81㎡)。

青山通り沿いにある紀ノ国屋インターナショナル(青山店)

12月の週末、足早に人々が行き交うなか、青山通り沿いにある紀ノ国屋インターナショナル(青山店)を訪れました。同店舗は、地下鉄表参道駅から徒歩一分、青山通り沿いの好立地にあります。

同店が入るAoビルには、アパレル、インテリア、レストランなど様々なショップが軒を連ねる中、ビル一階にある店舗入り口上部には、紀ノ国屋のロゴが記された大きな看板が設置されています。

Aoビル正面入り口には、赤を基調としたディスプレイや花々が並べられ、とても華やかな雰囲気に。色とりどりの花々の間を通ってエスカレーターを降りると、同店入り口に到着します。

ここがポイント!紀ノ国屋インターナショナル(青山店)の特長とは?

ここでは、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)で実際に買い物した筆者が、店舗の特長をレポートします。

特長1:取り扱い品目数の豊富さ

入り口付近には、フルーツ売り場、その先には野菜売り場があり、東京でとれたという新鮮な野菜が並びます。そのまま店内を進むと、精肉コーナーと対の隅に、鮮魚コーナーがあります。

店内は麺類や味噌、加工品などが多数取り揃えられています。

例えば、麺類では3食パック入りのものだけではなく、ばら売りの種類が豊富で、一人暮らしやついで買いなどの需要にも対応されている印象でした。

特長2:落ち着いたイメージの店内レイアウト

売り場に複数の陳列棚や平台、什器などを配置することにより、各商品のコーナーが細かく分けられていて、店内レイアウトのアクセントとなっています。

天井は高い半面で、陳列棚は低いものが多く圧迫感のない印象を受けました。陳列棚の高さが高すぎないため、気になる商品が見つけやすいと感じました。

また、鮮魚売り場には、「おさかな水族館」と書かれたポップの下には、小さめの水槽に入った新鮮な魚介類がいたり、魚のイラストポップが貼られていたりするなど、楽しい雰囲気が演出されていました。

そのほかに埋め込み型のダウンライト、淡い暖色系の電球を使った照明にも同店らしさが垣間見えました。天井の色や壁、床も落ち着いたブラウンで、ホテルライクな高級感を演出しています。

特長3:レジ接客の品質の高さ

私が訪れた時間帯は、一部のレジが二人制でした。

特長的なのは、レジ人員の立ち位置です。

同店は、商品登録(スキャン)と会計という二人制ではなく、商品登録(スキャン)から会計までが一人、お客様が購入した商品の袋詰め(サッカー)係が一人という体制でした。

二人制のレジに袋詰め係がいる点も、高級スーパーの特長といえるでしょう。

お客様の並ばれる列を正面に見る形でレジ人員が立っているため、レジ前に並ぶお客様を誘導するなど、状況に応じて素早く声掛けされている印象でした。

 

私にとっての紀ノ国屋インターナショナル(青山店)

個人的に注目したのは、リカーコーナーと日用品コーナー。その理由は、次の通りです。

リカーコーナー周辺

リカーコーナーの中で、特に種類が豊富なのはワインやシャンパン類です。

青山という立地の影響か、発泡酒や焼酎・日本酒よりも、ワイン・シャンパンの種類が圧倒的に多く、なかには1本1万円以上する高級ボトルもありました。

私が特に注目したのは、リカーコーナー付近に、パンやチーズコーナーが配置されていたことです。ワインやシャンパンに合わせて、パンやチーズ、惣菜などを選べるので、巣ごもり需要にも対応した売り場づくりという点がとても印象的でした。

日用品コーナー

日用品コーナーには、食品スーパーの一角とは思えないほど、厳選された洗剤類が揃います。

ナチュラル志向の方向けの無香料や無添加の商品が多く、一般的なスーパーやドラッグストアにも取り扱いのないような商品が多数あり、目移りしました。

 

まとめ

紀ノ国屋インターナショナル(青山店)は、豊富な品揃えが魅力で思わず立ち止まり商品を手に取ってしまうような売り場でした。

多くのスーパーマーケットでは白色照明が使用されるなか、同店では、売り場通路などに淡い暖色系の照明が使われていることからも、落ち着いて買い物することができました。

老舗の圧倒的なブランド力を活かし、既存のスーパーの枠を超える新たな試みもされている同店。照明に限らず、陳列棚やコーナー展開など、商品をさらに魅力的に見せる工夫が随所に見られ、ワクワクしながら買い物することができました。

バイヤー選りすぐりの商品は魅力的な物が多く、「遠方から足を運んででも行きたい」と思う人も多いのではないでしょうか?

以上、スーパーマーケットレポート第一回は、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)についてご紹介しました。

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