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なぜ今【移動販売】なのか?

2021.08.17

長引くコロナ禍にあって、接客の機械化や無人化が進む中で、敢えて人と人とのコミュニケーションを重視しているのが移動販売です。

実はここ最近、移動販売が再び注目を集めています。

都心の小売店や飲食店では、セルフレジやキャッシュレス決済の導入が進む中、なぜ今改めて移動販売が注目されているのでしょうか?

石焼き芋や豆腐屋、野菜や果物、生花など、車で様々な場所に出向く昔ながらの移動販売を利用したことのある方は多いと思います。

今回は、移動販売について紹介します。

Googleトレンドで見る移動販売

店舗ではセルフレジや無人レジが広がるにつれ、接客に人がいらなくなるのでは……と懸念されている方もいらっしゃるかもしれません。

セルフレジや無人化、AI接客などの機械化、一部では「ドローンやロボットを使って宅配する」という実証実験が進む中で、一見「移動販売」と聞くと時代と逆行した手法のようにも思えます。

しかし、実はGoogleトレンドで見ると、移動販売というキーワードは2011年から右肩上がりに増え続けています。

下のグラフは、Googleトレンドの検索推移です。

移動販売

このことからも各地の過疎化や高齢化が進む中で、移動販売の需要が拡大していることがうかがえます。

しかし、先ほども触れたとおり、移動販売時代は目新しい手法ではありません。

では、昔からある移動販売との違いはなんでしょうか?

次に説明します。

 

移動販売が増える理由

 

少子高齢化・過疎化の進展

農林水産省は、「食料品アクセス問題」として高齢者等を中心に食料品の購入等の生活必需品の入手が困難な方(いわゆる「買い物難民」「買い物弱者」、「買い物困難者」)の増加を指摘する声が上がっています。

少子高齢化や過疎化が進む地域だけではなく、都市部においても場所によってはこのような問題を抱える地域があります。

 

コロナ禍における三密回避のため

移動販売は、商品の受け渡しは対面ではあるものの、屋外で販売されるため密になりにくいと言えます。

 

買い物のために移動の必要がない

買い物に行きたくても行けないという様々な事情を抱えた方にとって、手軽に買い物を楽しむ方法が移動販売です。

移動販売のほかに、ネットスーパーを利用する方法もあります。普段からインターネットで情報収集している方にとっては、ネットでの買い物のほうが時短につながるケースもあります。

しかし、インターネットで商品を探す、買い物をすることに慣れていない場合には、注文するための設定や検索などに時間や手間がかかります。ネットで購入するのが難しい方や、頻繁に買い物に行けない事情がある方にとっては、移動販売は貴重な買い物手段です。

 

商品購入時のコミュニケーションがメリットになる

移動販売の最大の魅力は、販売者と購入者の距離感が近いことです。販売業者によっては、決まったルートを同じ人が巡回して販売することも多く、顔なじみになりやすいというメリットがあります。

顧客との距離が近いため、顧客のニーズもくみ取りやすくなるという利点もあります。

 

注目の移動販売

とくし丸

とくし丸とは、簡単に言うと移動販売スーパーです。

2012年1月の創業から、全国で130社ものスーパーと提携し556台が各地で稼働しています。扱う商品は生鮮食品や生活雑貨などが中心です。提携先のスーパーから商品を借りて、個人事業のトラック運転手が提携先のスーパーの商品を販売代行という形で売るのが特徴です。

とくし丸は売上の「+10円ルール」という制度を導入しています。本部が地域のスーパーと契約し、販売パートナーさんは、その地域のスーパーと契約する業務形態です。

1商品につき10円を店頭価格にプラスして販売するもので、すべての商品1点当たり10円を価格に上乗せし、スーパーと販売パートナーさんが、それぞれ5円ずつ利益を得ています。

そのほかにとくし丸本部、地元SM、販売パートナーが利益を按分する仕組みです。

セブンイレブン

移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」を1都1道2府33県102店舗で運用中(2020年2月末時点)。

軽トラックで移動しながら、常温から冷凍品までさまざまな食品や飲料などを販売するサービスです。

商品の温度は、常温、20度、5度、マイナス20度まで設定できる点が特徴的。おにぎりや弁当、サンドイッチをはじめ、ソフトドリンクやカップ麺等の加工食品、アイスクリームや冷凍食品なども取り扱っています。

キッチンカー

コロナ禍では、飲食店業者によるキッチンカーも増えました。キッチンカーについては、個人事業主から大手企業まで幅広く進出していますが、下記のように自治体とタッグを組んで実証実験を行う企業も登場しました。

株式会社シンクロ・フードが運営するキッチンカーシェア・ マッチングサイト「モビマル」は、大阪府吹田市と連携し、コロナ禍での飲食関連事業者の事業活動を支援することを目的とした、公園や市営住宅にキッチンカーを出店する社会実験を8月から開始したそうです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000446.000001049.html

まとめ

移動販売は、店舗と顧客をつなぐ重要な役割を担っています。

各スーパーでは、人材の省力化や機械化などにより、店舗でのコミュニケーション機会が少なくなっていくという見方もあります。

そのようななか、対面販売は他社との差別化やブランド化に重要な要素ともいえます。

世の中が便利になり「誰とも会話せずに物を買う」ことが当たり前の時代になったからこそ、今までは当たり前だった会話やコミュニケーションそのものが付加価値を生む時代になるのかもしれません。

移動販売は、今後もお客様とのコミュニケーションという大事な役割も担っていくでしょう。

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