【レジの委託】導入のきっかけ~課題別事例紹介
2023.07.21
人材採用でお悩みのご担当者様も多いのではないでしょうか。
人手不足でお悩みの内容として、そもそも人が取れない、採用に繋がらないといった採用の課題から、自社雇用しても教育研修が追いつかず、定着しないといった課題もお伺いすることがあります。
レジ業務は、小売業の中でも特に人材確保が難しい部門の一つです。
セルフレジ、セミセルフレジの増加、決済方法の多様化に伴い、レジ業務の流れも企業や店舗によって様々です。レジスタッフは、お客様と直接対面することが多く、接客スキルやレジ操作スキルが必要な仕事です。なかなか人材が確保できず離職率が高い場合には、採用や教育にコストや時間がかかるという悪循環に陥る可能性があります。
そこで今回は、外部人材を活用する方法として、レジ業務のアウトソーシングについてご紹介します。レジアウトソーシングとは、自社のレジ業務と関連する付帯業務を外部の企業などに委託することです。
導入のメリット
レジアウトソーシングを導入することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
まず、人材確保や教育にかかるコストやそれにかかる時間を削減できます。請負主が自社で人材を採用し、研修や管理を行うため、依頼主はその負担から解放されます。
また、請負主はレジ業務に特化したノウハウや研修体制を持っているため、レジスタッフの質や接客品質向上につながります。接客については、依頼主の店舗や企業のルールや方針に沿って業務を行うため、ブランドイメージの確保も期待できます。
詳しくは、下記ページにてご紹介しています。
アウトソーシングとは
レジアウトソーシングは、どのような店舗や業態で利用できるのでしょうか。基本的には、レジ業務を必要とする店舗ならばどこでも導入可能です。例えば、GMS(総合スーパー)、スーパーマーケット、ホームセンター、百貨店、ディスカウントストア、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどです。また、店舗にあるすべてのレジを請け負う「全台委託」や一部のレジを請け負う「部分委託」などの委託形態があります。請負業者によっては、レジ業務のほかにサービスカウンターや品出しなどの業務を含める企業もあります。委託の期間は、一年契約が一般的ですが、数か月単位の短期で請負可能な企業もあります。
派遣とアウトソーシングを比較して、自社に最適な方法を見つけよう
レジアウトソーシングと人材派遣との違いについてご説明します。人材派遣は、自社で採用した人材を他社に派遣することです。派遣された人材は、依頼主の指揮命令下に置かれます。レジアウトソーシングは、自社で採用した人材を自社の指揮命令下に置きながら、他社のレジ業務を請け負うことです。依頼主は、業務内容について確認し請負業者と契約します。
つまり人材派遣は人材を提供することであり、レジアウトソーシングは業務そのものを提供することを言います。
それぞれにメリットやデメリットがあります。人材派遣のメリットは、自社で採用や教育をする必要がなく、短期的な人員不足やピーク時の対応に柔軟に対応できることです。デメリットは、派遣された人材の管理や教育に時間やコストがかかることや、派遣期間や回数に制限があることです。
レジアウトソーシングのメリットは、労務管理や業務管理を一括してレジスタッフの質や接客の質の担保を外部に任せられることです。デメリットは、アウトソーシングの場合は契約期間が長期になるケースが多いことです。
自社の抱える課題に対して、アウトソーシングと派遣のどちらが適切なのか、業務内容・採用教育・コストなどの点から総合的に比較検討されることをお勧めします。
詳しくは、下記ブログにてご紹介しています。
レジアウトソーシングのメリット・デメリットとは?コスト削減やスタッフ管理の効果から注意点まで徹底解説
ではどんな時に、レジアウトソーシングを導入すればいいのか、具体的なシーンをご紹介します。
人手不足でシフトが回らない
レジスタッフの確保が難しい場合、シフト管理や欠員補充に苦労することがあります。また、スタッフ同士の負担や不満も高まります。このような場合、アウトソーシングは効果的な解決策です。アウトソーシングは、労務管理や業務管理を一括して任せられるので、委託台数分の稼働が常に確保されます。また、依頼主はシフト調整や欠員補充などの手間から解放されます。
採用広告費を削減したい
レジスタッフの採用には、広告費や面接費などのコストがかかります。また、応募者の質や量にも不安があります。このような場合、アウトソーシングはコスト削減に役立ちます。アウトソーシングは、請負業者が人材を採用して教育するため、採用活動にかかる時間や費用コスト抑制に繋がります。また、請負業者はレジ業務に特化した人材を提供するため、レジスタッフの質や適性にも信頼できます。
スタッフ教育に時間がかかる
アウトソーシングを活用すれば、請負先が教育を担当するので、依頼主がスタッフ教育をする必要はありません。そのため、スタッフ教育に割いていた時間コストが削減されます。
シフト変更が多く、頻繁に調整が必要になる
依頼した台数分のレジについて、シフト調整の必要はありません。シフト調整に割いていた時間がいらなくなります。また、請負企業がシフトを管理するので、レジが未稼働になる心配はありません。
レジ業務の接客品質を上げたい
初回の研修はもちろんのこと、定期的にスタッフのスキルチェックなども行われます。請負業者はレジ業務に特化したノウハウや研修体制を持っているため、レジスタッフの接客やレジ操作スキルの維持・向上が見込めます
人材教育のポイント
レジ業務は、お客様と直に接することも多く、スーパーマーケットの顔ともいえる仕事です。
一人のお客様のお迎えからお見送りまで、基本の接客応対のみならず、チェッカースピードや打ちミス・違算金を出さない取り組みなど、実機を操作する研修など、各請負業者がレジ研修を行います。
その際、請負業者は依頼された企業や店舗のルールを組み込んだ独自の研修マニュアルを用いて、人材研修にあたります。
エムアンドアールの人材教育については、下記のブログでご紹介しています。
教育専門部署が「質の高い接客スキル」を徹底指導〜顧客満足度向上の理由
スムーズに導入するためのポイント 人材を提供する派遣と違い、アウトソーシングは管理業務を一括して任せることが可能です。そのため、委託開始まで入念なすり合わせが必要です。
アウトソーシングを活用した場合、自社の課題が解決につながるのかを判断する必要があります。
請負業者によって業務内容が違うので、自社の必要としている業務を請け負ってくれるかなど、事前に確認しておきましょう。
詳しくは、下記ブログにてご紹介しています。
まとめ
レジアウトソーシングの特徴をご紹介しました。
レジ部門のアウトソーシングに特化したエムアンドアールでは、さまざまな課題を解決するノウハウがあります。
また、このブログのほかに小売業のレジアウトソーシングでご活用いただけるさまざまな情報を公開していますので、ぜひご覧ください。
詳しくは、下記ページにてご紹介しています。
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